やる気は大事

あなたが採用担当者なら、やる気がある人、ない人どちらを採用しますか?当然やる気のある人を選ぶでしょう。しかし、ここで冷静に考えてみたい。やる気があるから優秀な人間だと言えるでしょうか?やる気を感じない人でも優秀な人はいます。同じ仕事をやっても、やる気がある人より、やる気を感じない人の方が遥かに成果をあげてることなどよくあることです。

見た目で判断

面接官は見た目で判断します。中身は書類で判断します。やる気を見せるにはどうすればいいか?やる気を見せれば面接官の印象が間違いなく良くなります。

その前にやる気を見せないとどうなるか。これは、すぐ分かります。面接官のやる気がなくなっていくのを。見れば分かります。時間の無駄と思っているのを。返事の仕方が「はぃ」と、「い」の発音が小さいようにテンションが低く、興味を示さないような態度でいると、面接官は「やる気がないな」と当然、判断をします。

では、やる気を見せるにはどうすればいいか。まずは耳に訴える返事です。切れのある「はいっ!」という返事。次に目に訴える興味のある姿勢。

ほんと、やる気を見せるのは簡単です。面接官は単純です。簡単に引っかかります。というより、判断材料がそれしかないのです。

だから誤った採用が起こる

採用後の離職のページで書きましたが、採用担当者が口にする「前に雇った人も~、出来ます!と言ったんだけどね」というのがあります。自分のことを棚にあげて、採用後すぐに辞めた人の悪口を言う。聞いていて、「君には人を見る目がない」と言いたくなるが、それと同時に同情もする。それは面接という限られた時間の中で応募者のやる気・性格・コミュニケーション能力といった数々のことを見抜かなければならいのからです。普通に考えて、すべてを見抜いて採用するということは無理でしょう。質問の受け答えを含めた見た目で判断、そして採否の有無、こんな単純な流れで企業の採用活動が行われていると言っても過言ではないと思います。

私も直接話を聞いたことがありますが、よく言う企業の採用担当者の常套句、
「短い面接時間の中で、応募者のことが全て分かります。取り繕った嘘は見破れます」と豪語している人がいます。しかし実際は、準備してきた人間に対し嘘を見破ることなど困難と言っていいでしょう。だから誤った採用が起こるのです。

やる気を見せる演技

言い方は悪いですが、面接官を騙すということも時には必要かと思います。面接時間なんて、20分前後。そんな短い時間、周到な準備をしていれば、活発でやる気がある自分を時間いっぱいに出せるはずです。

会社側はやる気がある人間が好きです。そのやる気が特にどうこうと成果が期待できるものではないのに評価されるのです。ほんと不思議なものに期待する風潮が世の中にはあるものです。


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