宅地建物取引士を独学で目指す

資格の中でも宅建士は、人気のある資格です。就職活動においても少しはプラスに働く資格かもしれません。それゆえに毎年、宅建を受験する人も20万人以上と多く、その人数からして人気のある資格だと分かると思います。合格率は15~17%前後で、決して受かりやすい資格とは言えません。その資格をお金をかけずに取るにはどうすればいいかを紹介したいと思います。これは私の経験なので、あくまでも参考程度に見てください。

独学は教材選びが大事

宅建の勉強を始める前に、まずは教材選びから考えましょう。独学の場合は、教材選びを失敗すると大変なことになります。頼るのは自分だけなので、自分にあった教材を選ばないと勉強した内容が頭の中に入ってきません。

ここでは、私が使用した教材を紹介します。

宅建士テキスト

宅建士合格のトリセツ基本テキスト

このテキストは、LECから出ているテキストで読みやすく内容もスッキリまとまっていて分かりやすく、まず一通り宅建の勉強をしようとする時に購入するテキストだと思います。試験範囲のボリューム的には少ないと思いますが、まずこの一冊から試験勉強に入ったことが良かったなと思いました。

宅建士テキスト

パーフェクト宅建士基本書

住宅新報出版から出ているテキストです。内容が充実しており、読むのには時間が掛かるかもしれまんせが試験対策には戦力になるテキストだと思います。もちろん覚える量も多いです。

LEC 一問一答

出る順宅建士一問一答〇×1000肢問題集

手のひらサイズ約(17センチ×10センチ)のLECから出ている一問一答の問題集。これは便利。アプリを使ってスマホで同じ問題が出来ます。自分が使ったのは2021年版です。現在発売されているのは、同じ問題なのかは分かりませんが、出先や仕事の休憩中に宅建の勉強ができるのはありがたい。

TAC 過去問
法律改正点レジュメ

わかって合格る宅建士過去問12年+PLUS

TAC出版から出ている過去問題集です。この問題集の良い点は2点あります。

1点目は、Web登録することで、「法律改正点レジュメ」がもらえることです。最新の法律の改正点をまとめていることと本試験の48問目に出題される統計問題のデータをまとめて書いてあるということです。

2点目は、12年間分の過去問の48問目の問題を最新の統計数値をベースに作り変えているものをダウンロードして使えるということです。他の過去問題集にも同じような特典があると思いますので、自分にあったものを選ぶといいでしょう。


試験への戦略を立てる

宅建士の試験で合格するにはどうすればいいか?これを考えなければなりません。試験で合格点をとる為には、どのようにして点数を獲得していくかが合格へのカギとなります。宅建士の試験では、大きく分けて4つに分類されます。

この4つの分野で、どれが一番点数を取りやすいか?そしてその分野での獲得する点数は多いのか?を考え、試験への戦略を立てるのが望ましいと思います。私の場合、どうしても権利関係、法令上の制限で点数が取れなく、宅建業法で点数をかせぎました。普段から1問目から25問目と26問目から50問目と2つに試験問題を分けて獲得点数のシミュレーションをしていました。結果的にシミュレーションどおりになりました。